分散コンピューティングセキュリティ―ロックは大丈夫? (Hewlett‐Packard professional books)



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でかくて重いが、内容は丁寧です

タイトルと「いかつい」表紙から受ける「硬い内容と情報満載、おナか一杯な予感」とは裏腹に、実際の内容は、翻訳本としては訳もこなれており、平易な(内容ではなく)文章で、「それなりの基礎知識をもった方」には、読み易いし、わかりやすいと思います。初めは、分散コンピューティングのセキュリティの基礎やビジネス面での課題整理など、理解しやすく書かれています。その後は、要素技術ごとに解説されていくのですが、特徴的なのが「トラスト」という抽象概念が出てくるところ。単なる分散システム技術本でないところが本書のミソです。続いて、UNIX、WindowsNT、インターネット、DCE(古いので飛ばしていいと思います)、分散DB、OLTPの順で、技術概要とセキュリティ概要を取り混ぜながら説明しています。最後は管理と監査の話です。書籍としてはページ当たりの行数、文字数も適当なので、500ページ近い大著ですが、目の疲れも少なく、読み進むにつれて飽きてくる、ということはありませんので、この分野の概要を勉強したい方には入門書としてよく出来ていると思います。ただ、個別技術のセキュリティ要件や対策については深掘はしていませんので、テーマごとには個別に勉強する必要も出てくると思います。とはいえ、分散システム全体に渡って、セキュリティ面で抑えるべきポイントとセキュリティ対策技術の整理には適しています。ページ数の関係で仕方ないのかもしれませんが、もうちょっと説明図や絵が登場してもよかったかな、と思います。



プレンティスホール出版