現代ファイナンス論 改訂版 ― 意思決定のための理論と実践



ネット株の心理学 (MYCOM新書)アペル流テクニカル売買のコツMACD開発者が明かす勝利の方程式 (ウィザードブックシリーズ)振り子の金融史観―金融史と資産運用マーケットのテクニカル百科 入門編 (ウィザードブックシリーズ)中国最新ビジネスモデル70―プロフェッショナルがレクチャーするファンドマネジメント―マーケットの本質と運用の実際脱アマ・相場必勝法―プロの「企業秘密」公開 (同友館投資クラブ)オプション売買の実践 <日経225編>現代ファイナンス論 改訂版 ― 意思決定のための理論と実践消失―金融腐蝕列島・完結編[第1巻]


現代ファイナンス論 改訂版 ― 意思決定のための理論と実践
現代ファイナンス論 改訂版 ― 意思決定のための理論と実践

ジャンル:
セールスランク:46715 位
発送可能時期:通常24時間以内に発送
参考価格:¥ 4,410 (税込)

ご購入前のご注意
当ウェブサイトはAmazonウェブサービスにより実現されております。 商品の取引契約および商品に関する情報は全てAmazon.co.jpの取り扱いとなります。

購入する

ファイナンスのエッセンスを1冊で学ぶことができる本である。オプション理論に関してノーベル賞を受賞した著名なロバート・マートンが書いているので、デリバティブの専門的な内容に偏っている本ではないかという危惧(きぐ)があったが、それには及ばなかった。実際は、現代のファイナンス理論のダイジェストといった内容で、それぞれの章で各種のトピックのエッセンスを解説している。

本書は、ポートフォリオ理論、デリバティブ、コーポレート・ファイナンスといった基礎ジャンルが、別立てになっている。第1部、2部は必読で、以後の部分は、CAPM、アニュイティ、財務レバレッジ、リアル・オプションといった用語の解説を参照する金融辞書的な使い方もできるだろう。

ビジネススクールのテキストらしく、例も平易でわかりやすい。たとえば流動性に関しては、「億万長者がクレジットカードを持たずに見知らぬ土地に放り出されたら?」という説明から始まる。また、時間的価値やプロジェクト選択では、老後資金やカーローンといった例が用いられている。

各ジャンルでは、独立した専門書で説明されているような高度な内容がさらりと書いてある。それを補う工夫として、短時間でファイナンスをマスターするためのメリハリがよく考えられている。ファイナンスに必須であり、日常生活から投資プロジェクト選択まで役立つ複利計算や現在価値、キャッシュフロー分析、NPVについて十分な解説がされている。一方、第4部のリスク管理とポートフォリオ理論、第5部の資産とデリバティブの評価については、簡潔によくまとめているが、内容の紹介にとどまっている。わかりにくいところは章末の練習問題で理解度を試しながら読み進むとよいだろう。

これからファイナンスを学びはじめる学生や金融機関への就職を考えている学生のみならず、将来自分の会社を興したいという企業家の卵にとっても必読であろう。また、企業経営者や企業の財務担当者にも役立つファイナンス入門書に仕上がっている。(土居践理)



最初の金融学

MBAコースの教科書として有名な本。

非常に広い範囲の事柄が扱われている。
確認問題なども付いていて、理解を助けてくれる。
金融関係のニュースなどで現れる用語をきちんと学べる。
分かった気になれるかも

 流行にぶら下がって、投資信託というものをはじめてみました。自分のお金を投資すると自然と経済にも興味がもてるようになるというのは本当です。ちょっとヒマな時間があったので、少しまじめにファイナンスの勉強をしてみようと思い、本書を読んで見ることにしました。
 まず言えることは翻訳がすばらしいということです。原文が良いのはもちろんでしょうが、その価値が翻訳の過程で失われていないということは、十分に賞賛に値することだと思います。
 本書は6部構成になっており、ファイナンスの基礎知識から始まり、時間的価値の概念の導入、資産評価、リスク管理、デリバティブ評価、コーポレートファイナンスと、広い範囲をさらっています。
 本書のもう一つの特徴として、数式が少ないことが挙げられます。本来なら数学を用いて表現することを、直観的に定性的に説明してくれます。数学的証明が少ないことは欠点にもなりえますが、ファイナンスの本質を理解したい初心者には、むしろ数式がないほうが分かりやすいと思います。
 これを読んだからといって、ファイナンスの全てが分かるようにはなりません。しかし、どの分野を勉強すれば知りたいことが分かるようになるかは分かると思います。ちょっとファイナンスの勉強をして見たいという方は、ファイナンスの地図として読まれてはいかがでしょうか。
 なお、ボクはファイナンス初心者ですので、その点を割引かれますよう。
手広く書きすぎ?

コーポレートファイナンス分野だけでなく、一般に経済学の金融論が取り扱う金融制度や家計の意思決定などにも相当のページ数をさいており、訳者がコメントするように一般とは違った構成となっている。このため、コーポレートファイナンスの書物が取り扱う一般的な”本論”がなかなか始まらない。
また、本論の説明にやや説明不足の感があり、一から学んでこれ一冊でOKという訳にはいかない。数学的な説明も殆ど定義を挙げるだけで展開ができない。たとえば、リスク資産の合成に当たっては確率変数の和の統計量の計算方法が必須であるがこの計算方法の証明が無いなど、ちょっといかがなものはと思われる内容。数学的な取り扱いをあえて避けて歩いているようである。
ファイナンスを学ぶなら,まずはこれ!

ファイナンスの様々なツールや概念を例題や豊富な練習問題を通じて理解することができる。数学は苦手だけど計算は好き、という方にはうってつけ。ただ、訳本の構成が原書と異なっており、原書の良さが少し損なわれているような気がする。また、EXCELの利用方法にも言及していると本書の価値はより一層高まったであろう。
コーポレートファイナンスを概観するための良書

これからファイナンスを学ぼうとしている人、ビジネススクールに興味がある人は、この本からはじめるとよいと思います。基本的概念について概説しているので、体系を概観することができます。また、詳細な理論体系を学ぶ前に、現在価値の計算力をつけるのに最適でしょう。

専門用語には、必ず英語表記がかかれているので、コーポレートファイナンスの原書を読むための事前学習書としても活用できると思います。



ピアソン・エデュケーション
証券アナリストのための計量分析と統計学 (ABCライブラリー)
経営の経済学
金融論 (シリーズ・新エコノミクス)
ファイナンス数学の基礎 (ファイナンス数学基礎講座)
戦略の経済学